虫歯になる原因
- 時間
飲食後、歯を磨くまでの時間 - 食品・生活習慣
食べ物の糖分の量と1日の飲食の回数 - 歯質・唾液
歯質の強さや唾液の量には個人差があります - 虫歯菌数
一人一人虫歯菌の数は違います
バイオフィルム菌をご存知ですか?
虫歯菌や歯周病菌などの悪玉菌が歯の表面に取り付き、他の細菌とお互い居心地よく住めるような共同体(集落)コロニーを作り上げます。このコロニーが合体していきバイオフィルムとなるのです。
例えば浴室や流しの壁面に見られるヌメリもバイオフィルムです。
バイオフィルムはホームケアによる歯磨きでは簡単に除去することは出来ません。
ではどうしたらバイオフィルムや頑固な歯石を除去し予防することができるのでしょうか。
定期的に歯科医院を訪れPMTC(専門家による様々な器具と、フッ素入りペーストを用いた虫歯や歯周病予防管理を目的とした歯の掃除)をすることをお勧めします。
PMTCの効果
歯質が丈夫になります
フッ化物入りペーストやカルシウムパウダーを使用することで、歯のエナメル質が強化され歯が丈夫になります。
虫歯を予防できます
虫歯の原因となる歯垢(プラーク)や歯石、バイオフィルムを除去します。また、歯の表面を磨くことで歯垢が付きにくくなります。
歯肉炎・歯周病を改善、予防することができます
歯の表面だけでなく歯肉縁下数ミリ付近まで歯垢や歯石を除去しますので、歯肉の症状も改善されます。PMTCを繰り返すことで歯肉が引き締まり、歯肉縁下に歯垢が付きにくくなります。
歯の審美性を向上させます
歯の表面に付いた茶しぶや煙草のヤニ、食物に含まれる色素を取り除いて本来の自然な歯の白さにします。また、歯の表面を磨くことで、汚れ自体を付きにくくします。
8020運動とは
日本歯科医師会が掲げているスローガンで「80歳まで20本の歯を残しましょう。」という運動です。
日本の現状は80歳で12本となっています。日本人の平均寿命は伸びているのに歯の寿命が短いのはどうしてでしょう。
日本はまだ「歯科医院は虫歯になってから行くところ」と思っている方が少なくありませんが、歯科先進国である欧米では「歯科医院は予防のために通うところ」と予防の習慣が根付いています。
少しずつではありますが、最近は日本でも予防のために歯科医院に通うという認識が高まってきています。
80歳まで健康な歯を保つには、小さい頃からしっかり虫歯を作らないためのケアをする習慣を作ることが大切です。
一度削ってしまった歯は元に戻りませんし、抜けてしまった歯は二度と生えてはきません。
大切な歯を守るためにしっかり予防をして健康的な歯で食べたいものを美味しくいただけるよう、ひざおり歯科クリニックは協力、応援致します。
048-466-6555