みなさんこんにちは!
朝霞市の「ひざおり歯科クリニック」です。
さて、5月20日に公開された国際学術誌「Microbiology and Immunology」にある成分により抗菌作用が話題となりました。
その成分とは「ヒノキチオール」です。
- ヒノキチオールとは?
ヒノキチオールとは、ヒバ油から抽出される樹木香の成分です。主に、香料として歯磨剤やヘアトニックに使用されているため成分表をよくみている方は馴染みのある文字なのではないでしょうか。
- ヒノキチオールの抗菌性
抗菌性というのは細菌に対する抵抗生のようなものです。
ヒノキチオールは、広い抗菌スペクトルを有しています。これは、幅広い細菌に対して抗菌性を示すというものです。
中でも、クラミジア・トラコマチスに対して抗菌作用を示すことがわかっています。
- 今回の発見は?
国際学術誌「Microbiology and Immunology」に取り上げられたものとしては、肺炎球菌や虫歯・歯周病の原因細菌へ殺菌作用を示したというものでした。
また、抗菌薬など薬剤に対して抵抗性を示す細菌(薬剤耐性細菌)に対しても殺菌作用が期待できるそうです。
今後、ヒノキチオールが主となった歯磨剤が出てくるかもしれませんね。